■ COVID1-19関連の実態調査結果(2020年~)

COVID1-19関連の実態調査結果(2020年~ )

 

2022年 概要

施設の規模に関わらず、分娩施設においてCOVID-19感染にどう対応していくかは大きな課題となっています。可能な限り感染症対策に秀でた施設への入院が患者と医療者双方に利点があるのは自明です。ただし、オミクロンにおける妊産婦の重症化率を考慮すると、長時間をかけて搬送先を探す方が産科的急変のリスクが増す可能性があります。例えば軽症患者の搬送先が見つからず、陣発後の胎児心拍モニターを付けずに車中分娩に至るケースなどを考えると、感染症以上に搬送のリスクが高いと思われます。たらい回しなどの誹りを決して受けてはなりません。地域によってはルールが確立されており、そのような心配のないところもあると思います。しかし、次にどのようなCOVID-19 の波が来るかは予想できません。次の大きな波に備えて本ガイドが役立つことを願います。
産科診療における感染防御ガイド~2022年版 の作成には調査結果以外の情報も掲載しております。

2021年 抜粋 結果

医療安全部では、感染妊産婦の発生状況、重症度の割合、感染管理中の分娩状況など調査する目的で、2020年の調査に引き続き、2021年7月から8月に「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についての実態調査」(2020年7月~2021年6月分)を行いました。 
この時期はCOVID-19の第5波の時期にもありましたが、多くの皆様にご回答をいただきありがとうございました。集まったデータについての解析結果を以下のようにまとめましたので、ご報告させていただきます。各調査項目についての結果の詳細につきましては、(調査結果PDF)をご参照ください。
今後、再びCOVID-19の再拡大によって混乱した状況の発生が危惧されています。今回お送りいたします抜粋版とアンケート調査結果をご活用いただき、今後のCOVID-19の対策にお役立ていただけましたら有難く存じます。

2020年 概要と提言 結果

医療安全部では、COVID-19の感染第1波がほぼ収まりつつあった2020年6月末までの段階における妊産婦や産婦人科医師などの感染者数や各施設の院内感染防止のための取り組みの実態を調査する目的でアンケート調査を行いました(7月11日から8月11日に実施)。この時期はCOVID-19の再拡大の時期にもありましたが、多くの皆様にご回答をいただきありがとうございました。集まったデータについての解析結果の概要を以下のようにまとめましたので、ご報告させていただきます。各調査項目についての結果の詳細を記したPDFファイルを掲載しましたのでご参照ください。
今後、インフルエンザの流行にあわせ、再びCOVID-19の再拡大によって混乱した状況の発生が危惧されています。このアンケート調査結果をご活用いただき、今後のCOVID-19の院内感染発生などの対策にお役立ていただけましたら有難く存じます。