4.災害時における分娩支援システム-普段からの準備-
上述した器具,機器,システムはすべて平時から使い方を習熟しておかなければ, いざ大規模災害が起こった時にはとても使いこなせるものではない.大震災への備えとして一般家庭でも最低3日間,できれば7日間の非常食,非常トイレなどの生活必需品の備蓄が推奨されている.周産期医療にかかわる病院・クリニックとしては,前述した物品,機器,支援システムへのアクセスに加えて,非常電源や照明などの再確認を含め,今一度,身の回りの装備品の点検,“備え”をお願いしたい.