5.参加者
・ 参加者は,家族,友人,推定意思の決定者(患者が意思決定能力を欠いた時の),医療者が挙げられている.特に推定意思の決定者を選ぶことは重要で,本邦では家族の中から選ばれることが多い.参加者は患者の血縁関係から選ばれるのではなく患者が選んだ「信頼できる人」に参加を求めることも可能である.
・ 医療従事者の参加については,患者は医師との話し合いを求めているとされるが,医師に限らず,多職種チーム(ACP の研修を受けた)をメンバーとしてアプローチをしていくことが推奨されている.
・ 患者側でも,医療者側でも毎回同じメンバーで行えるとは限らない.そのためにも文書化や共有することが重要である.