ホルモン補充療法を続けても、不眠や気分の落ち込みはあまり変わりません。ほかに治療法はありませんか?
ホルモン補充療法を続けても、不眠や気分の落ち込みはあまり変わりません。ほかに治療法はありませんか?
気分の落ち込みなどの精神症状の場合、ホルモン補充療法を受けても効果が十分出ないことがあります。
更年期になって現れる、不眠、イライラ、不安感、憂うつ感などは、その人の生活環境や性格などに、女性ホルモンの減少が重なって発症すると考えられます。そのため、ホルモン補充療法だけでは症状が改善しない場合がよくみられます。
そんな時はカウンセリングを受け、睡眠導入剤、抗うつ剤、漢方薬などを服用すると、ずいぶん楽になります。メンタルの薬はホルモン補充療法と併用しても心配はありません。主治医に相談して使用しましょう。
小冊子『美しく年齢(とし)を重ねるために ホルモン補充療法(HRT)のすすめ』より引用