ホルモン補充療法を長く続けるとがんになるのではと不安です。

ホルモン補充療法を長く続けるとがんになるのではと不安です。

 過去にホルモン補充療法で、子宮体がんやその前がん状態が増えたことがありましたが、現在は黄体ホルモンを併せて使用するため子宮体がんは増えません。しかし、欧米の調査では、ホルモン補充療法を長く続けている人は、乳がんになる率が、ふつうより少し高いと報告されています。
 ホルモン補充療法は、閉経前後から50歳代の間に開始するのが効果的です。
 期間は、5年間は続けても問題はないといわれていますので、産婦人科の主治医とよく相談しましょう。

小冊子『美しく年齢(とし)を重ねるために ホルモン補充療法(HRT)のすすめ』より引用