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ホルモン補充療法のすすめ 目次home

  


女性の一生にはホルモンが深く関係しています

 

 女性の一生には、初経、妊娠・出産、閉経といった大きな節目があります。こうした女性特有のからだのはたらきを支配しているのが、女性ホルモンです。女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがありますが、女性ホルモンという場合には卵胞ホルモン(エストロゲン)を主体に考えます。

 卵胞ホルモンは初経のころに分泌が増えはじめ、45歳前後を境に急激に減少します。このころが更年期のはじまりで、月経の日数や周期が乱れはじめ、やがて閉経(月経の終わり)を迎えます。更年期特有のからだの不調は、女性ホルモンの分泌が減ることが大きな原因です。こうした症状はふつう更年期障害といわれ、不足している女性ホルモンを補うとよくなることが多いのです。

 閉経後の卵胞ホルモンの低下によって、からだにいろいろな異常があらわれます。

卵胞ホルモンの量