● Fire Wall の設置 ●
インターネットはそのはじまりの頃、情報工学の専門家やそれらに熟達したメンバーの熱意によるものだったため、「性善説」で運用され発展してきた。しかし、これが一般化するとともに「性悪説」を考えざるを得なくなりつつあることは、当然の成行きとはいえ困ったことである。
世の中のインターネット・サーバは、UNIX系やWindows系のOSが圧倒的に多い。しかし、日母のWebサーバ(ホームページ)やMailサーバは、Macintoshで運用されてきたため、(そのようなマイナーなOSでは)インターネットに対するクラッキングの対象とされることが少ないのが大きな利点であった。
しかしインターネットがさらに爆発的な発展を遂げるにあたり、このようなサーバも攻撃対象とされる危険も増えてきた。委員会でもそのようなことが危惧されていた折り、いわゆる SPAM mailと呼ばれるメール・システムの悪用により、しばらくシステムを停止せざるを得ない事態に遭遇した。そこで日母のインターネット・サーバも、本年度急遽ファイアーウオール(外部に対する防火壁)の設置を行った。現在運用中の Macintosh サーバマシーンと外部ネットワークの間に別のファイアーウォール専用マシーンを設置した。