|
ホルモン補充療法のすすめ 目次 |
ホルモン補充療法は、
尿がもれる、痛くて性交がつらい、
肌のうるおいがなくなった、などの症状も改善します更年期に入るころから、トイレがとても近くなった、ちょっとしたことで尿がもれるなどの症状に悩む女性が増えてきます。中高年の女性は、お産のときにゆるんだ骨盤底筋が年をとるにつれてさらにおとろえ、そのうえに女性ホルモンの分泌の低下による尿道粘膜の萎縮などが重なって、尿もれがおきることが多いのです。これらの症状はホルモン補充療法によってよくなりますから、試してみましょう。
また、閉経後は女性ホルモンが少なくなるために、腟の粘膜も薄くなって炎症をおこしやすくなり、出血や色のついたおりものがみられるようになります。そのうえ分泌物も減るため、痛くて性交ができないと訴える女性も多くなります。ホルモン補充療法をうけると、腟の粘膜が若返り分泌物も増えますから、このような悩みがなくなります。
顔の皮膚は女性ホルモンの影響をたくさんうけます。若い女性の肌がみずみずしいのは皮膚のコラーゲンの量が多いためです。女性ホルモンにはコラーゲンを増やすはたらきがあるので、ホルモン補充療法をうけると肌を若々しく保つことができます。
ひとによってちがいますが、女性が閉経を迎えるのは45〜55歳くらいの間といわれています。女性はこのころ、多かれ少なかれ更年期症状を感じているのではないでしょうか。自分がどのような症状に悩んでいるかをふりかえって、更年期や更年期以後の長い年月を、快適に過ごすにはどうしたらいいか、真剣に考えてみましょう。
ホルモン補充療法は皮膚の老化を予防します。