|
ホルモン補充療法のすすめ 目次 |
ホルモン補充療法は
骨粗しょう症や動脈硬化、
アルツハイマー病にも有効です閉経を過ぎて女性ホルモンの欠乏した状態がつづくと、骨粗しょう症や動脈硬化の危険も高くなります。
骨粗しょう症は更年期をすぎた女性によくみられる病気で、年をとるにつれて進行していくのが特徴です。女性は閉経後、骨からカルシウムがどんどん血液中に流出して骨量が急激に減ってしまうため骨折しやすくなります。特に大腿骨を骨折した場合には寝たきりになることが多く、また腰や背中が曲がるとからだにいろいろな影響がでてきます。
動脈硬化は、動脈の血管の壁が硬くなったり狭くなったりして、ひどくなると心筋梗塞をおこし死にいたることもある恐ろしい病気です。女性ホルモンには動脈硬化を防ぐはたらきがあるので男性よりも発病しにくいのですが、閉経後の女性には心筋梗塞が多くなります。
骨粗しょう症も動脈硬化も女性ホルモンの不足が原因なので、早いうちからホルモン補充療法をはじめると、発病するのを防ぐ助けとなります。アルツハイマー病についても、ホルモン補充療法により発症を遅らせることが知られています。
閉経後には骨のカルシウム分が失われ、骨がもろくなる骨粗しょう症がおこります。
閉経後にコレステロールは上昇します。