■保育園について
- 保育園の入園は地域によっては大変厳しくなっています。入園できないとそれだけでもくじけてしまいそうになりますが、地域の情報を集めてこどものためにも安心して保育できる施設を選びましょう。
- 保育園にもさまざまな種類や施設環境があり、大切なこどもを預けるところなので実際に足を運んで見学してみるとよいでしょう。
- 認可保育園以外に無認可保育所、認証保育所、保育ママなどの制度があります。地域の保育課で空きがあるかなど詳しい情報を得ることができます。
- 保育園ではこどもに泣かれて辛い時期もあるかもしれません。しかし、異年齢のこどもたちと接し、さまざまな行事のなかで豊かな遊びを覚えていけるのでこどもの成長にはプラスになるものです。長い目で成長を見守ってあげましょう。
- 保育園預け始めのときには「ならし保育」で短時間のみの保育となる地域が多いです。また、急に熱を出したり病気になったりしたときの対応など、ある程度前もってシミュレーションしておく必要があります。先輩ママから情報をもらうと便利です。
■ベビーシッターさんについて
- 24時間保育園も増えてきていますが多くは開所時間が決まっています。それ以外の時間に保育が必要なとき、病後の保育などにはベビーシッター会社や地域のファミリーサポートセンターからのシッターさんが心強い味方です。
- シッターさんの場合個人対象なので割高にはなりますが、自宅で保育してもらえるのでこどもにとっては慣れた環境で安心して過ごせます。手術や会議で遅くなるときに園のお迎えを依頼して、帰宅まで保育をお願いすると安心して勤務できます。
- シッターさんは保育のプロですので子育てのいろいろな相談にも対応してくれます。ただ、家事は行わない契約となっている場合が多く、こどもの食事などは別途自分で準備が必要です。
- 家に他人が入るのが気が進まない、心配、という場合にはこの部屋以外には入らない、来客には応対しない、などルールをあらかじめ決めてシッターさんに伝えておくとよいでしょう。
- 決まった曜日にレギュラーで利用する、必要な日だけスポットで依頼するなどの方法があります。
Aさん
私の地域は入園待機児が多く、新年度の4月でないととても入園できませんでした。3月末まで育児休暇を取り、第2希望でしたが認可保育園に入園できてよかったです。産婦人科医としてニーズが高く入園できないと復帰できなくてとても困る、と書類に記載し、こまめに保育課に行って復帰の意思を示したのがよかったのかもしれません。
Bさん
うちは認可に入れませんでした。あきらめて退職しようかと思ったのですが、無認可施設でとてもよい園があったのでそこに入園し、ひきつづき認可園の待機リストに載せてもらっています。無認可施設に入園して待機しているほうが認可に入りやすくなるらしいです。
Pさん
どこも入園できず、離れたところに住んでいる自分の親にお願いしてみてもらっています。今はけっこう喜んでみてくれていますが、週末しか会えないことが私はとてもさびしく、空き次第近所の保育園に入園できるよう今も申請中です。
Qさん
第1希望で入園できたのですが義父母に小さい子を預けてまで働くのか、といわれて辛かったです。義父母に園の行事のこどもの写真を送ったり、園の敬老会に招待したりするようにしたら、保育園に対する誤解もとけ、いまはたまに送り迎えも手伝ってくれるようになりました。
Aさん
通い始めに「ならし保育」があり短時間しか預かってもらえず、フルタイムに対応するまでに時間がかかって大変でした。園から早く帰ったあとはシッターさんにお願いしていましたが予想外のコストがかかりました。
Bさん
急に熱が出て迎えにきてほしい、と園から連絡がきたとき、手術に入る直前で他のドクターに急遽代わってもらい困りました。病児保育がない園でしたのでそれから数日は園を休むことになり、夫と交代で仕事を休まざるをえませんでした。
Cさん
お産の途中で保育園のお迎えの時間があるので他のドクターと交代しなければならず、仕事も家も中途半端のように感じて辛かった時期がありました。週に2回シッターさんにお迎えをしてもらい、家で私が帰るまで保育してもらうようになってからは安心して手術にも入れて良かったです。シッターさんには折り紙やあやとりなどいろいろな遊びを教えてもらい、娘もシッターさんに会うのが楽しみで、今度いつ来るか、よく質問していました。
Kさん
保育園では保護者会や参観などもありましたが、職場以外のいろいろな方と知り合い、地域の人間関係が広がってよかったです。