平成16年度 情報システム委員会 答申

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□ 名簿



□ 電子会議についての検討



 
3. 電子会議についての検討

 電子会議については昨年度から検証を始めている。電子会議(テレビ会議システム)とは、公衆回線や専用線など利用して、遠隔地にいる相手と顔を見ながらリアルタイムに会話が出来るコミュニケーションツールである。

 パソコンに不慣れな人でも銀行のATM機を利用する感覚で使えるハード面の充実した形と、インターネットを介して手軽に行うことのできる形を検討した。前者は、テレビモニター型の機器が必要で導入に難があり、後者は現在所有のインターネット環境を利用できることで導入は簡単である。実証実験は後者の形の電子会議で行った。

【準備】CCDカメラとマイクヘッドフォンを用意した。量販店でセット価格1万円以下である。事前に各自のパソコンに必要なソフトウェアをダウンロードしてインストールした。

【環境】OSは、Windows、ブラウザはInternet Exploler 、回線速度はADSL以上で利用可能。セキュリティの面から利用するパソコンにはグローバルIPが振られている必要があり、大学や病院のLANに繋がるパソコンから電子会議に接続するためには管理者にポート開放などを求める必要がある。

【実証実験】2005年2月3日20時から参加者(委員会関係者)8人で行った。

【結果】参加者各自の回線・パソコン環境はそれぞれ違ったが、画質音質に問題はなかった。回線の速さにより画像の動きに遅れなどはあった。また、集音や音出力の設定により、音の聞こえ具合に差がみられた。

【考察】インターネット利用の電子会議システムは、ユーザ(会議参加者)は比較的簡易に接続し参加することが可能である。しかし、現在、本部として用意するサーバーやソフトウエアのライセンス料などが高額であり、初期導入費用がかなりかかる。正式導入にはコスト面での検討が重要である。