答申トップ メンバー 序 OA化 広域network 日母ネット 光カード 地域周産期医療 資料:日母光カード標準データフォーマット(1999.2)
資料:ファイル内のデータ項目の記述フォーマット(1999.2)
資料:胎児心拍数情報ファイル データフォーマット規格
胎児心拍数情報ファイル データフォーマット規格
適用範囲附属書・データエレメントの記述方法
附属書・データエレメントテーブル
この規格は、「日母光カード標準データフォーマット」に則った胎児心拍情報ファイルで用いるデータフォーマットの記録項目及び記録形式について規定する。
この規格で用いる主な用語の定義は、次のとおりとする。
(1)ヘッダーデータ 胎児心拍数情報の属性情報や、波形表示のためのパラメータを記録したデータ。
(2)グループ/エレメント番号 ヘッダーデータの各データ項目であり、グループ番号、エレメント番号及び属性データからなる。
(3)データエレメント ヘッダーデータの各データ項目であり、グループ番号、エレメント番号及び属性データからなる。
(4)インターリーブ比 一般に分娩監視装置が計測データを外部にデジタル出力する場合、胎児心拍数データと陣痛及び胎動データは異なった時間感覚でサンプリングされ、1パケットごとに多重化して送信される。図1に分娩監視装置のデータ送信フォーマットの例を示す。
この多重化数の比をインターリーブ比と定義する。図1の例の場合、インターリーブ比は4:1:1となる。
3.1 胎児心拍数情報ファイル
胎児心拍数情報ファイルは、ヘッダ部、波形データ部、カード管理部から構成される(図2参照)。
3.2 ヘッダ部
3.2.1 ヘッダ部の構成
ヘッダ部は、識別ID、ヘッダデータからなる。ヘッダ部の構成は、図3による。ヘッダデータは、可変長のデータエレメントで構成される。各データエレメント間は、データエレメント区切り「,」で区切られる。
3.2.2 識別ID
識別IDは、日母標準識別及びバージョン番号からなる(表1参照)。
表1 識別IDの内容
バイトアドレス 項目名 バイト数 内 容 0.3 識別子 4 "JAOG"
(4Ah,41h,4Fh,47h)4.5 バージョン番号 2 "10"
(31h,30h)備考 バージョン番号は、1バイト目がメジャー、2バイト目がマイナーバージョン番号を表わす。すなわち、"10" はVer 1.0を意味する。
3.2.3 データエレメント
データエレメントは、グループ番号、エレメント番号及び属性データからなる。グループ番号とエレメント番号の対をタグ番号と呼び、データエレメントの指定に用いる。
(1)グループ番号 グループ番号を指定する欄とし、2桁の16進数を文字列で記述する。
(2)エレメント番号 エレメント番号を指定する欄とし、、2桁の16進数を文字列で記述する。
(3)属性データ データの内容を記録する欄とし、可変長で記述する。
備考 この規格では、データエレメントのタグ番号を(ggee)で表わす。ここで、ggはグループ番号の16進表示、eeはエレメント番号の16進表示である。
3.2.4 ヘッダのグループとその内容
ヘッダーデータのグループとその内容は、表2による。
表2 グループとその内容
グループ番号 情 報 内 容 08 10
3A
FE
装置情報
患者情報
波形表示情報
ID情報
分娩監視装置に関する情報
患者に関する情報
胎児心拍数を復元もしくは表示するのに必要な情報
対応する波形を識別する情報
3.2.5 データエレメントの記述
データエレメントの記述は、原則的にヘッダ部でグループ番号の昇順、グループ内でエレメント番号の昇順で記録しなければならない。但し、グループ番号3Aの波形表示情報は、エレメント番号40以降のデータエレメントを、各チャネル単位でチャネル番号順に記述する。グループ番号3Aのデータエレメントの構成例を図4に示す。
データエレメントの記述方法は、附属書・データエレメントの記述方法による。
3.2.6 データエレメントのメーカーまたはユーザ利用領域
グループ番号がFFを除く奇数のグループの、以下のエレメント番号の領域は、メーカーまたはユーザが利用可能である。
表3 メーカーまたはユーザ利用領域(グループ番号がッFを除く奇数のグループ)
エレメント番号 利用者の区分 10−7D 80−FF
メーカー利用 ユーザ利用
これらデータエレメントの文字・数値表現(VR)はLOでなければならない(附属書・データエレメントテーブル参照)。
チャネル数 N、インターリーブ比 R1 : R2 : … : RN の計測データを記録するデータ部の構成は、データ圧縮がなければ1パケットごとに図5の繰り返しとなる。
波形データのバイト並びは、データバイト並び(3A03)で規定される(附属書・データエレメントテーブル参照)。
カード管理部は、継続カードの必要性の有無を指定するフラグ(1バイト符号なし整数型)からなる。値が 1 の時は、カードの書き込み容量が不足しているため継続カードが必要とされることを示し、値が 0 の時は、継続カードが必要ないことを示す。
附属書 データエレメントの記述方法
1.適用範囲
この附属書は、データエレメントの記述方法について規定する。
2.データエレメントの用語の説明と定義
文字・数字表現の定義(VR : Value Representation)は、表1による。
表1 文字・数値表現の定義
略号 定 義 長 さ CS ASCII 文字列。使用できる文字は、英数字、「0」〜「9」、「(スペース)」、「_」である。
最大16バイト
DS 固定小数点または浮動小数点を表現する ASCII 文字列。固定小数点は「0」〜「9」、符号を示す先頭の「+」または「-」、および小数点を示す「.」のみを含む。浮動小数点は、指数の始まりを示す「E」か「e」を含む。
最大16バイト
IS 正の10進整数を表現する ASCII 文字列。文字「0」〜「9」のみを含む。
最大2バイト
LO 全角(SJIS)もしくは半角の ASCII 文字列。「"」と制御文字は使用できない。データエレメント区切り記号「,」の使用も可能であるが、文字列全体を括る「"」で括る必要がある。
最大64バイト
SH 全角(SJIS)もしくは半角の ASCII 文字列。「"」と制御文字は使用できない。データエレメント区切り記号「,」の使用も可能であるが、文字列全体を括る「"」で括る必要がある。
最大32バイト
FS 規定された形式の ASCII 文字列。(注1)
(注2) (注1)形式は、附属書・データエレメントテーブルの定義欄で規定される。
(注2)長さは、附属書・データエレメントテーブルの定義欄で規定される。
3.タイプ
データエレメントのタイプ定義は、表2による。
表2 タイプの定義
タイプ 名 称 定 義 1 必須データエレメント
必ず記録しなければならないデータエレメント(空白不可)
2 必須データエレメント
必ず記録しなければならないデータエレメント(空白可)
3 任意選択データエレメント
記録は必須ではないが、該当するデータがある場合は記録するデータエレメント
4.その他の記述方法
4.1 日付の記述方法
日付は、「/」で区切って、yyyy/mm/dd の形式で表わす。
4.2 時刻の記述方法
時刻は、「:」で区切って、hh:mm:ss(24時間制)の形式で表わす。
4.3 妊娠週数の記述方法
妊娠週数は、「/」で区切って、ww/dの形式で表わす。
4.4 インターリーブ比の記述方法
インターリーブ比は、「:」で区切って、(CH 1) : (CH 2) : … : (最終 CH) の形式で表わす。
附属書 データエレメントの記述方法
グループ 08 装置情報
タグ 名 称 VR タイプ 定 義 0801 製造者
LO 1 分娩監視装置の製造者
0802 製造モデル名
LO 1 分娩監視装置の機種名
0803 装置シリアル番号
LO 2 分娩監視装置のシリアル番号
グループ 10 患者情報
タグ 名 称 VR タイプ 定 義 1001 患者ID
SH 2 患者の識別番号またはコード
1002 患者名
SH 2 患者の氏名
1003 妊娠週数
FS 2 患者の妊娠週数
フォーマットは「ww/d」とする
グループ 3A 波形表示情報
タグ 名 称 VR タイプ 定 義 3A01 チャネル数
IS 1 入力信号のチャネル数
3A02 インターリーブ比
FS 2 入力信号のインターリーブ比
フォーマットは「(CH 1) : (CH 2) : … : (最終 CH)」とする
空白の場合はインターリーブなしとする3A03 データバイト並び
CS 2 データのバイト並び
B:ビッグエンディアン
L:リトルエンディアン
空白の場合はビッグエンディアンとする3A04 データ圧縮タイプ
CS 2 別途定めるデータ圧縮方法を指定するコードを記述する
空白の場合はデータ圧縮なしとする3A40 >チャネル番号
IS 1 入力信号のチャネル番号
初期値 1、(3A01)で規定されるチャネル数まで1ずつ増加3A41 >信号源
LO 3 データの信号源
例:胎児心拍数1、陣痛、胎動など3A42 >表現形式
CS 1 データの表現形式
SB:符号付き8ビット リニア
UB:符号なし8ビット リニア
SS:符号付き16ビット リニア
US:符号なし16ビット リニア3A43 >サンプリング周波数
DS 1 データのサンプリング周波数(単位はHz)
分数は、分子と分母を「\」で区切って記述する
例:3秒間隔のサンプリングの場合は「1\3」とする3A80 >換算係数
DS 1 1ビット当たりの換算係数
3A81 >測定単位
LO 3 計測データの測定単位
例:bmp、kPa、mmHgなど3A82 >Oラインオフセット
DS 1 計測データのOラインオフセット値
3A90 >データ上限値
DS 3 計測装置により制限されるデータの上限値(クリッピングレベル)
3A91 >データ下限値
DS 3 計測装置により制限されるデータの下限値(クリッピングレベル)
グループ FE ID情報
タグ 名 称 VR タイプ 定 義 FE01 継続カード番号
IS 1 初期値1、継続カード発行ごとに1ずつ増加
FEFE 記録開始日
FS 1 データ記録開始日
継続カードの時も、1枚目のデータ記録開始日
フォーマットは「yyyy/mm/dd」とするFEFF 記録開始時刻
FS 1 データ記録開始時刻
継続カードの時も、1枚目のデータ記録開始時刻
フォーマットは「hh:mm:ss」とする
胎児心拍数情報ファイル ヘッダ部の例
1.分娩監視装置
トーイツ MT332
2.送信データフォーマット
3.胎児心拍数情報ファイル ヘッダ部の例
JAOG 識別子
10 バージョン番号(Ver1.0)
0801 トーイツ, 分娩監視装置の製造者
0802MT332, 分娩監視装置のモデル名
0803, 分娩監視装置のシリアル番号
1001123-994, 患者ID
1002 山田花子, 患者名
100329/3, 妊娠週数
3A013, チャネル数
3A024:1:1, インターリーブ比
3A03, データバイト並び
3A04, データ圧縮タイプ
3A401, チャネル番号 |
3A42UB, 表現形式 |
3A434, サンプリング周波数 | チャネル1のパラメータ群
3A801, 換算係数 |
3A820, Oラインオフセット |
3A402, チャネル番号 ※
3A42UB, 表現形式 ※
3A431, サンプリング周波数 ※
3A801, 換算係数 ※ チャネル2のパラメータ群
3A820, Oラインオフセット ※
3A90100, データ上限値 ※
3A910, データ下限値 ※
3A403, チャネル番号 ∴
3A42UB, 表現形式 ∴
3A431, サンプリング周波数 ∴ チャネル3のパラメータ群
3A801, 換算係数 ∴
3A820, Oラインオフセット ∴
3A90100, データ上限値 ∴
3A910, データ下限値 ∴
FE011, 継続カード番号
FEFE1998/11/15, データ記録開始日
FEFF20:04:24 データ記録開始時刻
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