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資料:ファイル内のデータ項目の記述フォーマット(1999.2)
資料:胎児心拍数情報ファイル データフォーマット規格
ファイル内のデータ項目の記述フォーマット(1999.2)
データ項目の記述フォーマット
1)基本形
<データコード>,<データ項目名>,<実データ><改行コード>データ項目は、上記の4つのフィールドから構成され、各フィールドは、文字区切り記号「,」(半角)で区切られる。
各フィールドの意味は以下の通り。<データコード>
・データ項目固有の番号(データコード表参照)。
・半角数字で8桁の10進数(ASCIIコード)により記述される。<データ項目名>
・データ項目の名称(シフトJIS,ASCIIコード)
・データ項目の名称は標準、同義語から選択可。<実データ>
・実際のデータ(全角はシフトJIS、半角はASCIIコードの範囲内で記録)
・全データを文字列として扱い、引用符「”」で括る。
文字区切り記号「,」の使用も可能であるが、
文字列の引用符「”」の使用は不可。
例)”早産の可能性があり,入院。”
・数値型データで使用できる文字:半角数値「0」〜「9」、「.」
例)”50.1”
・日付型データは、西暦(yyyy/MM/dd)で記述。
使用できる文字:半角数値「0」〜「9」、「/」
例)”1995/02/23”
・時刻型データは、24時間形式(HH:mm:ss)で記述。
使用できる文字:半角数値「0」〜「9」、「:」
例)”23:10:00”<改行コード>
・ASCIIコード[0Dh]と[0Ah」の2バイト。2)応用形
<データコード>,<データ項目名>,<実データ>,<施設独自のデータ>,……,<施設独自のデータ><改行コード>上記基本形の<実データ>と<改行コード>の間に、各施設独自のデータを追記できる。但し、記述フォーマットは基本形と同様とする。
データコード‘00000000’と‘99999999’のデータ項目を特別にセグメントマーカーと呼び、1つのファイル内で複数のセグメントを分離する場合に使用する。
多胎児の1子目データと2子目データのように、同一データコードを持つデータ項目の集合を意味論的に複数のブロックに分割可能な場合、各々のブロックをセグメントと呼ぶ。
1つのファイル内で複数のセグメントを識別するために、各セグメントの先頭には、データコード‘00000000’からなるセグメントスタートマーカーを、末尾にはデータコード‘99999999’からなるセグメントエンドマーカーを記載する。
例えば、多胎児データの場合は、1番目のセグメントスタートマーカーからセグメントエンドマーカーまでが1子目のデータを、2番目のセグメントスタートマーカーからセグメントエンドマーカーまでが2子目のデータを意味する。
なお、セグメントマーカーはデータ項目の一つであるが、データコードのみを使用するため、データ項目名、実データ部は自由に記載可能である。例)分娩情報ファイルの場合。
07002006 , 分娩室入室日 , "1998/12/01"<改行コード>
07002007 , 分娩室入室時刻 , "15:05:00"<改行コード>
00000000 , 多胎児データ , "1"<改行コード>
07004008 , 出産体重 , "2300"<改行コード> <--1子目の体重
07004017 , 身長 , "45"<改行コード> <--1子目の身長
・ <--その他1子目のData
・
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>
00000000 , 多胎児データ , "2"<改行コード>
07004008 , 出産体重 , "2150"<改行コード> <--2子目の体重
07004017 , 身長 , "43"<改行コード> <--2子目の身長
・ <--その他2子目のData
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>なお、セグメントマーカーで囲まれていないデータ項目は、共通項目となる。
(上記例の場合、2子目の分娩室入室日は1子目と同じ"1998/12/01")
以下に、1ファイル内でのデータ項目の記載規則を示す。
1)記載順序
データ項目を記載する順序はデータコードの昇順であること。
データ項目を記載する順序は、データコードの昇順でなければならない。ただし、セグメントマーカーにより複数セグメントに分割した場合は、各セグメント内で昇順であればよい。例)妊娠中の外来基本検診情報ファイル
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "135"<改行コード>
02001012 , 尿蛋白 , "-"<改行コード>
02001020 , 所見 , "早産の可能性があり,入院。"<改行コード>以下のように順序が変わってはならない。
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "135"<改行コード>
02001020 , 所見 , "早産の可能性があり,入院。"<改行コード>
02001012 , 尿蛋白 , "-"<改行コード>2)データ項目
データ項目は、データコード表に示されている必須項目を除き、各施設で検査を実施している項目だけを記載すればよい。
例)上記例で、尿蛋白を計測していない施設は以下のとおり。
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "135"<改行コード>
02001020 , 所見 , "早産の可能性があり,入院。"<改行コード>3)データ項目の追加・削除
データ項目を追加、削除及び変更する場合、対象以外のデータ項目も合わせて記載し、別ファイルとして保存すること。
データ項目に追加、削除及び変更があった場合、ファイルを上書させず新たに別ファイルとして保存する。この場合、変更対象のデータ項目のみを記載するのではなく、未変更のデータ項目を含めた全データ項目を記載する。例)上記例で、血圧(上)を変更した場合は以下のとおり。
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "148"<改行コード> <-変更した行
02001020 , 所見 , "早産の可能性があり,入院。"<改行コード>例)上記例で、所見を削除した場合は以下のとおり。
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "148"<改行コード>4)データ項目の無効
ファイル内のデータ項目を全て無効とする場合は、データ無効フラグを記載する。
検診日を間違った場合など、データ項目を全て無効にしたい場合は、データ無効フラグを記載する。この場合も上記同様、既存ファイルを上書きせず新たに別ファイルとして保存する。この場合、データ無効フラグ以外のデータ項目はすべて未変更だが、一緒に記載する必要がある。
また、データ無効フラグは記載されているか否かでファイルの有効性を確認するため、実データ部の記載内容は意味を持たない。例)上記例のファイルを無効にしたい場合は以下のとおり。
02001001 , 検診日 , "1999/01/20"<改行コード>
02001003 , 血圧(上) , "135"<改行コード>
02001020 , 所見 , "早産の可能性があり,入院。"<改行コード>
02006016 , データ無効フラグ , ""<改行コード>5)データ項目の履歴情報
複数のデータ項目で履歴情報を意味するものは、その前後をセグメントマーカーで囲み、必要部分を繰り返し記載すること。
例)患者(妊婦)基本情報ファイルの最終月経に関する情報。
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/09/02"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "4"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003008 , 最終月経状態 , "短い"<改行コード> <-最終月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/08/05"<改行コード> <-前回月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "5"<改行コード> <-前回月経に関する情報
01003008 , 最終月経状態 , "いつもと同じ"<改行コード> <-前回月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>この場合、1番目のセグメントが最終月経に関する情報、2番目のセグメントが前回月経に関する情報を意味しているが、セグメントの記載順は任意である。
また、これら複数の項目で一つの意味を持つデータ項目のうち一部の項目が記載されていない場合、そのセグメントのデータは無効とする。もしも、一部の項目に記載する情報がないがデータを有効としたい場合は、実データを空白にして記載すること。例)以下の場合、前回月経に関する情報は無効とする。
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/09/02"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "4"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003008 , 最終月経状態 , "短い"<改行コード> <-最終月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/08/05"<改行コード> <-前回月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "5"<改行コード> <-前回月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>もしも、前回月経に関する情報を有効にしたい場合は、以下のように実データを空白にしてデータ項目を記載する。
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/09/02"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "4"<改行コード> <-最終月経に関する情報
01003008 , 最終月経状態 , "短い"<改行コード> <-最終月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>
00000000 , 月経情報<改行コード>
01003006 , 最終月経開始日 , "1998/08/05"<改行コード> <-前回月経に関する情報
01003007 , 最終月経持続期間 , "5"<改行コード> <-前回月経に関する情報
01003008 , 最終月経状態 , ""<改行コード> <-前回月経に関する情報
99999999 , セグメントマーカー<改行コード>データコード表の小分類において、下3桁が990〜999のデータコードは、“私的定義領域”とし、ユーザーが自由に定義可能な項目とする。
ユーザが日母フォーマットに規定されていない項目を使用したいと考えた場合、この番号にデータを割り当てることが可能である。この場合、そのデータ型、単位、有効桁数、複数入力に関しても自由に設定して構わない。
ただし、私的に定義した項目は他の施設への紹介などの際、全く保証されない。逆に、他の施設では別のデータ項目に同じデータコードを割り当てている可能性もあり、相応の対応をすることが望ましい。例)以下のような場合、A施設からB施設に搬送されると妊娠時の年齢が765歳になる。
A施設
01001990 , 病室番号 ,"765"<改行コード>
B施設
01001990 , 妊娠時年齢 ,"24"<改行コード>例えば、以下のようにシステム名称を記載し、対応する処理(同一システムのデータのみを読み込む等)を行えば、誤ったデータを読み込まないようにすることが可能である。
A施設
01001990 , 病室番号 ,"765" , Aシステム<改行コード>
B施設
01001990 , 妊娠時年齢 ,"24" , Bシステム<改行コード>
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