6. 「お子さんには お母さんの声が聞こえていますか?」 赤ちゃんは1才前でも、色々な音を聞いたり、声を出したりして、話し始めるための準備をしています。ことばの発達の上で、とても大切な時期です。 ことばの発達が遅れないように、聴こえの障害を早く発見する事が大切です。 出生後すぐに、聴こえの障害が無いかどうかのスクリーニングをしますが、これでパスした場合でも、中耳炎やおたふく風邪によって、後から聴こえの障害が起こることもありますので、スクリーニングをパスしても、お子さまの聴こえに異常がないかどうかの注意を続けることが必要です。 お子さまの聴こえとことばの発達を月齢毎に書き出してあります。 出来る項目にチェックをして、各月齢でチェックした項目が半分以下なら主治医に相談して下さい。 <3か月頃> ( )大きな音に驚く。 ( )大きな音で目を覚ます。 ( )音がする方を向く。 ( )泣いているときに、声をかけると泣きやむ。 ( )あやすと笑う。 ( )話しかけると、「アー」「ウー」などと声を出す。 <6か月頃> ( )音がする方を向く。 ( )音が出るおもちゃを好む。 ( )両親など、よく知っている人の声を聞きわける。 ( )声を出して笑う。 ( )「キャッキャッ」と声を出してよろこぶ。 ( )人に向かって声を出す。 <9か月頃> ( )名前を呼ぶとふりむく。 ( )「イナイイナイバー」の遊びを喜ぶ。 ( )叱った声「ダメッ!」「コラ!」などというと、手を引っ込めたり、泣き出したりする。 ( )おもちゃに向かって声を出す。 ( )「マ」「パ」「バ」などの音を出す。 ( )「チャ」「ダダ」などの音を出す。 <12か月頃> ( )「ちょうだい」「ねんね」「いらっしゃい」などのことばを理解する。 ( )「バイバイ」のことばに反応する。 ( )大人のことばをまねようとする。 ( )意味のある言葉ではないが、さかんにおしゃべりをする。 ( )意味があることばを1つか2つ言える。 (食べ物のことを「マンマ」、おかあさんを「ママ」など) ( )単語の一部をまねして言う。 <1才6か月頃> ( )絵本を読んでもらいたがる。 ( )絵本を見て知っているものを指す。 ( )簡単ないいつけがわかる。(「その本を取って」「このゴミを捨てて」など) ( )意味があることばを1つか2つ言える。 ( )意味があることばを3つ以上言える。 ( )絵本を見て知っているものの名前を言う。
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