[Home]
新生児聴覚スクリーニングマニュアル
はじめに目次123456789101112
資料1
資料2資料3資料4資料5資料6資料7

1.「保護者の方へ−1OAE」 
(聴覚検査OAE説明用)
保護者の方へ
 聴こえの障害の早期発見のための検査のお知らせ
 赤ちゃんが元気に成長されるために、現在、色々な病気を早期発見して治療を行うことが出来るようになっています。生まれつき聴こえに障害を持つ赤ちゃんは約500人から1000人に一人といわれていますが、早く発見して、適切な援助をしてあげることがことばの発達の上で大切です。ところが、これまでは、早期発見の良い方法がなかったので、3歳近くにならないと発見されないことが多かったのです。  当院では、聴こえ(聴覚)に障害を持つ赤ちゃんを早期に発見するための新しい検査を実施しています。これは耳音響放射(OAE)という検査で、音が聞こえたときに内耳から反響して出てくる小さな音を検査する方法です。赤ちゃんが泣いていなければ、短時間で安全に行える検査です。
 赤ちゃんにはまだ中耳に水が残っている場合など、聴力は正常であるのに、検査で反応が得られないことがあります。反応が認められなかった場合は入院中に再度検査を行いますが、再検査でも反応が認められなかった場合は、自動聴性脳幹反応(自動ABR)という検査をします。その結果で、精密検査が必要であるとされた場合には、さらに詳しい検査が必要です。
 聴覚に障害があることがわかった場合には、早くから適切な援助を行うことによってお子様のことばの発達をうながすことができます。  また、入院中の聴覚検査で異常がなかった赤ちゃんの場合は、生まれつきの聴こえの障害はありませんが、これからの成長の過程で、中耳炎やおたふくかぜなどによる聴こえの障害が起こることはありますので、お子さまの聴こえの状態や、言葉の発達に注意は必要です。
 この検査は強制ではありませんが、当院では聴覚検査をお受けになることをお勧めします。
 「要再検」である場合には、精密検査をもれなく受けられたか、また、障害が診断されたお子さまが適切な援助を受けているかどうかを把握するために、自治体への報告が必要ですので申込書・同意書にご記入をお願いします。この情報は、他の目的には使用しません。お子様のプライバシーを守ることについても、十分に注意をはらいます。
 ご不明な点は、下記の担当者までお問い合わせ下さい。
        ○○○○○病院△△△科○○○    tel


申込書・同意書
 私は聴覚スクリーニングを受けることに同意します。
   保護者氏名            赤ちゃんとの続柄(    )
      〒 □□□-□□□□
   住所
   電話
                     年  月  日




2.「保護者の方へ−1自動ABR」           
(聴覚検査自動ABR説明用)
保護者の方へ
 聴こえの障害の早期発見のための検査のお知らせ
 赤ちゃんが元気に成長されるために、現在、色々な病気を早期発見して治療を行うことが出来るようになっています。生まれつき聴こえに障害を持つ赤ちゃんは約500人から1000人に一人といわれていますが、早く発見して、適切な援助をしてあげることがことばの発達の上で大切です。ところが、これまでは、早期発見の良い方法がなかったので、3歳近くにならないと発見されないことが多かったのです。
 当院では、聴こえ(聴覚)に障害を持つ赤ちゃんを早期に発見するための新しい検査を実施しています。検査は自動聴性脳幹反応(自動ABR)という方法で、音が聞こえたときに出る脳波の一種を検査する方法です。赤ちゃんが眠っている間に、赤ちゃんを傷つけずに、短時間で安全に行える検査です。この結果で、精密検査が必要であるとされた場合には、さらに詳しい聴力検査を行います。
 聴覚に障害があることがわかった場合には、早くから適切な援助を行うことによってお子様のことばの発達をうながすことができます。
 また、入院中の聴覚検査で異常がなかった赤ちゃんの場合は、生まれつきの聴こえの障害はありませんが、これからの成長の過程で、中耳炎やおたふくかぜなどによる聴こえの障害が起こることはありますので、お子さまの聴こえの状態や、言葉の発達に注意は必要です。
 この検査は強制ではありませんが、当院では聴覚検査をお受けになることをお勧めします。
 「要再検」である場合には、精密検査をもれなく受けられたか、また、障害が診断されたお子さまが適切な援助を受けているかどうかを把握するために、自治体への報告が必要ですので申込書・同意書にご記入をお願いします。この情報は、他の目的には使用しません。
 お子様のプライバシーを守ることについても、十分に注意をはらいます。
 ご不明な点は、下記の担当者までお問い合わせ下さい。
        ○○○○○病院△△△科○○○    tel


申込書・同意書
 私は聴覚スクリーニングを受けることに同意します。
   保護者氏名            赤ちゃんとの続柄(    )
      〒 □□□-□□□□
   住所
   電話
                     年  月  日

       



             
3.「保護者の方へ−2」            
(スクリーニング異常なし例用)
保護者の方へ
 あなたのお子さまは、  月  日に実施した新生児聴覚検査は異常なしの結果でした。
 これは、生まれつきの聴こえの障害は無いことを意味しています。しかし、これからの成長の過程で、中耳炎やおたふくかぜなどによる聴こえの障害が起こることもありますので、別紙の「お子さんにはお母さんの声が聞こえていますか?」を参考にして、お子さまの聴こえやことばの発達に注意してください。
 今後、お子さまの聴こえや言葉の発達のことで心配な点がありましたら、かかりつけの小児科、耳鼻科の先生、または保健所での健診で相談してください。



4. 「保護者の方へ−3」           
(OAE要検査者用)
保護者の方へ
 あなたのお子さまは、  月  日に実施したOAEという、新生児聴覚検査で「要検査」の結果でした。このことは直ちに、聴覚に異常があることを意味するものではありません。まだ中耳に水が残っている場合などがあり、検査で反応が確かめられない場合があります。今回の検査では、検査によってはっきりした反応を捉えることが出来ませんでしたので、もうすこし、詳しい検査が必要です。
 ○○○病院をご紹介しますので、自動ABR検査を受けて下さい。この検査も、お子さまが眠っている間に短時間で、安全に行えます。
 更に詳しい説明が必要であったり、ご心配の相談がある場合には、下記へ御連絡下さい。
        ○○○○○病院△△△科○○○    tel。



5.「保護者の方へ−4」           
(要精密検査者用)
保護者の方へ
 あなたのお子さまは、  月  日に実施した自動ABRという、新生児聴覚検査で「要再検」の結果でした。このことは直ちに、聴覚に異常があることを意味するものではありません。まだ、脳幹の機能の発達が充分ではない場合など、これから変化して行く場合もあります。しかし、今回の検査では、検査によってはっきりした反応を捉えることが出来ませんでしたので、もうすこし、詳しい検査が必要です。
 ○○○病院をご紹介しますので、耳鼻科の診察と精密検査を受けて下さい。
 更に詳しい説明が必要であったり、ご心配の相談がある場合には、下記へ御連絡下さい。
        ○○○○○病院△△△科○○○    tel。
               


6. 「お子さんには お母さんの声が聞こえていますか?」
 赤ちゃんは1才前でも、色々な音を聞いたり、声を出したりして、話し始めるための準備をしています。ことばの発達の上で、とても大切な時期です。
 ことばの発達が遅れないように、聴こえの障害を早く発見する事が大切です。
 出生後すぐに、聴こえの障害が無いかどうかのスクリーニングをしますが、これでパスした場合でも、中耳炎やおたふく風邪によって、後から聴こえの障害が起こることもありますので、スクリーニングをパスしても、お子さまの聴こえに異常がないかどうかの注意を続けることが必要です。
 お子さまの聴こえとことばの発達を月齢毎に書き出してあります。
 出来る項目にチェックをして、各月齢でチェックした項目が半分以下なら主治医に相談して下さい。

<3か月頃>
( )大きな音に驚く。
( )大きな音で目を覚ます。
( )音がする方を向く。
( )泣いているときに、声をかけると泣きやむ。
( )あやすと笑う。
( )話しかけると、「アー」「ウー」などと声を出す。

<6か月頃>
( )音がする方を向く。
( )音が出るおもちゃを好む。
( )両親など、よく知っている人の声を聞きわける。
( )声を出して笑う。
( )「キャッキャッ」と声を出してよろこぶ。
( )人に向かって声を出す。

<9か月頃>
( )名前を呼ぶとふりむく。
( )「イナイイナイバー」の遊びを喜ぶ。
( )叱った声「ダメッ!」「コラ!」などというと、手を引っ込めたり、泣き出したりする。
( )おもちゃに向かって声を出す。
( )「マ」「パ」「バ」などの音を出す。
( )「チャ」「ダダ」などの音を出す。

<12か月頃>
( )「ちょうだい」「ねんね」「いらっしゃい」などのことばを理解する。
( )「バイバイ」のことばに反応する。
( )大人のことばをまねようとする。
( )意味のある言葉ではないが、さかんにおしゃべりをする。
( )意味があることばを1つか2つ言える。
  (食べ物のことを「マンマ」、おかあさんを「ママ」など)
( )単語の一部をまねして言う。

<1才6か月頃>
( )絵本を読んでもらいたがる。
( )絵本を見て知っているものを指す。
( )簡単ないいつけがわかる。(「その本を取って」「このゴミを捨てて」など)
( )意味があることばを1つか2つ言える。
( )意味があることばを3つ以上言える。
( )絵本を見て知っているものの名前を言う。

  [Home]